携帯電話
同時登録なしで会った彼女に携帯のアドレスを教えてほしいと頼むと彼女はすごく複雑そうな顔をしました。
そして「あの・・・。私・・・携帯持っていないんです。あり得ないでよね。高校生にもなって携帯もってないとか。」彼女は恥ずかしさを隠すかのように笑いながら言いました。
僕は驚いてしまいました。もちろん彼女のことをバカにする気持ちはまったくありません。
ただ純粋に僕の頭の中には「高校生にもなれば携帯を持っているのは当たり前。」という考えがあったので、本当に驚いてしまいました。
でも神待ちの彼女が携帯を持っていない理由はすぐに分かりました。僕は彼女になんでもっと気を使ってあげられなかったのだろうかと後悔しました。
「ごめんね。」僕はそう言いました。そう言うしかありませんでした。
すると彼女は「なんでK太さんがあやまるんですかぁ・・・。」落ち込みながらそう言いました。
すると僕はその姿をみてまた「ごめんね。」と言ってしまいました。
「すると彼女はだからぁ・・・。」そう言って僕の顔を見て、二人で笑いあいました。
そして僕は「じゃあまた、来週の木曜日ここでね。」そう約束すると彼女は「よろしくお願いします。今度は私がジュース買いますから。」
そう言ってにっこりと笑いました。
僕と彼女は公園の入口まで一緒に歩いて、そこからそれぞれの方向に歩きだしました。
すっかり雪も積もってきており、世間は優良出会い系掲示板ムードに盛り上がりつつありました。
僕は自然と彼女のことを考えていました。
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2012年2月9日 | コメントは受け付けていません。|
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